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関 泰; 川崎 弘光*; 森 清二*
Nuch.Eng.Des./Fusion, 1, p.243 - 253, 1984/00
スイミングプール型トカマク炉の保守修理に対する放射線遮蔽を検討した。プール水位をマグネット真空容器の2m上方にとれば、炉を運転中に人間が炉室に立入ることができる程度に線量率を低くできる。炉停止24時間後には、従業員がマグネット真空容器上部まで近接できる。トーラスの内側の水の層の厚みは、自動熔接・切断装置が挿入できるに十分であると同時にマグネットの放射線しゃへい性能を保っている。第1壁の崩壊熱の除去には何らかの強制冷却が必要である。中性粒子入射孔周辺のしゃへい厚みは、マグネットの放射線損傷をかろうじて設計基準以下に抑えている。
笹本 宣雄; 飯田 浩正; 池田 孝夫*; 植木 紘太郎*; 上松 幹夫*; 桜本 直彦*; 秦 和夫*; 竹内 清*; 辻 政俊*; 森 清治*; et al.
JAERI-M 82-216, 67 Pages, 1983/01
日本原子力学会・「速中性子遮蔽」研究専門委員会の核融合炉遮蔽ワーキンググループにおいて、各種の核融合炉概念設計書をもとに核融合炉遮蔽解析法の現状のサーベイ及び検討を行った。本報告書はそれらの検討結果をまとめたものである。取り上げた設計例は、CULHAM MKII(英国)、SPTR(日本)、TFTR(米国)、STARFIRE(米国)、INTOR-USA(米国)の5種類である。
喜多村 和憲*; 飯田 浩正; 迫 淳
JAERI-M 9945, 25 Pages, 1982/01
国内次期装置の一候捕であるスイミングプール型トカマク炉のダイバータ板について熱・構造設計を行なった。ダイバータ板はプラズマディスラプション時の電磁力を低減するため二重管構造を採用した。冷却表面の最大熱流束はバーンアウト熱流束を十分下回り、熱的には問題なかった。機械的強度面では、冷却管(銅)のア-マー材(タングステン)接続部に過大な熱応力が発生する。熱応力による冷却管寿命を妥当なものに延ばすため、冷却水圧力を下げ、管内沸とうを促進して熱応力を軽減する方法や、ビームとダイバータ板の角度を変え、入射熱流束を低減するような対策が必要である。イオン・スパッタリングによるダイバータ板の寿命は約4年になった。